ネットトラフィック、夜間ではP2Pが95%―独調査
ネットトラフィック、夜間ではP2Pが95%―独調査
欧州や中東、オーストラリアなどを対象とした調査では、P2PやIMの利用に地域差がみられた。
2007年11月30日
インターネットトラフィック管理の独ipoqueは11月28日、欧州や中東など5地域のインターネットトラフィック調査の分析結果を発表した。分析対象は8~9月のオーストラリア、東欧、ドイツ、中東、南欧の100万人以上のユーザーによる3ペタバイトに上る匿名トラフィックデータ。
P2Pファイル共有がインターネットトラフィック全体に占める比率は地域により異なり、中東では49%だが東欧では84%。夜間は95%に達するという。最も利用されているプロトコルはBitTorrent。コンテンツの多くは動画で、内容は映画、ポルノ、音楽が上位を占めるが、中東では電子書籍、南欧ではゲームの占める比率が高くなっている。
VoIPがトラフィック全体に占める比率は1%程度だが、ユーザーの30%が利用している。最も人気があるのはSkype。IM(インスタントメッセージング)の利用には地域差があり、中東ではネットユーザーの60%がIMを利用するのに対し、ドイツでは17%だった。動画配信はトラフィック全体の8%。メディアでは存在感を増している動画配信サービスのJoostは、まださほど普及していないという。
ipoqueは新しい現象として、ファイルホスティングを挙げる。ユーザーがアップロードしたファイルにURLが割り当てられ、このURLでファイルをWebサイトやメールで共有できるようにするサービスで、RapidShareやMegaUploadなどが提供。利用者はまだ比較的少ないものの、トラフィック全体の4~9%を占めるという。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0711/30/news023.html
「調査・データ」カテゴリの記事
- オンラインショッピング、「やっぱりやめた」理由のトップは「配送料」(2008.05.29)
- ニコチン依存症「自覚あり」60% 喫煙者9400人に全国調査(2008.05.26)
- サントリー、3年ぶり広告主1位 CM総研、07年度調査(2008.05.24)
- スマートフォンでのWeb利用、閲覧時間が長いのはSNS(2008.05.24)
- 男性の3割「育休取りたい」=厚労省、制度拡充を検討(2008.05.23)
The comments to this entry are closed.
Comments